友達のひさごんから
と聞かれた事がきっかけで、これは、太陽光発電システムを販売している会社の事務として、ブログの良いネタになると思い書かせて頂く事になりました!
ひさごん、ネタ、サンクス!!
太陽光発電システムの設置するデメリットについて
まず、デメリットから挙げていこうと思います。
- 売電単価が毎年下がっている。
- 雨漏りする可能性がある
- 悪徳業者に当たると悲惨
- メンテナンス 廃棄処理代がかかる。
- そんなにエコではない
売電単価が毎年下がっている。
については、下記の表を見て頂いたら分かるように、10kw未満、10kw以上共に年々下がってきています。
10kw未満
平成30年 | 平成31年 | ||
買取価格 | 出力制御対応機器 設置義務なし |
26円 kWh |
24円 kWh |
買取価格 | 出力制御対応機器 設置義務あり |
28円 kWh円 |
26円 kWh |
買取期間 | 10年間 | 10年間 | 10年間 |
10kw以上
平成30年 | 平成31年 | |
買取価格(税抜) |
18円/kwh
|
14円/kwh |
買取期間 | 20年間 | 20年間 |
ですので、最近は、創蓄連携システムといって、昼は太陽光、夜は蓄電池の電気を使う事を企業などは推進していますね。
要するに、電気を売るより、自分の家で、電気を作って貯めて使いましょう!という考え方が主流になってきています。
各市町村によっては、太陽光発電を設置する時に、補助金が出る所もありますので、是非太陽光発電システムを設置したいという方は、自分のお住まいの市町村にお尋ねください。
ただね、蓄電池はまだ高い!!
補助金が、蓄電池単体の設置で出る年もあるのですが、それでも、何百万円とします。
ですので、なかなか蓄電池を設置したいと思っても、まだまだ普通にか買える値段ではないな、というのが、わたしの正直な所です。
雨漏りする可能性がある
は、既設の屋根に太陽光発電システムを設置する時に、屋根に穴を開けるため、雨漏りの危険性があるという事です。
特にスレート屋根の場合ですと、10年以上塗装をしていない場合、屋根自体が傷んでいる可能性があります!
ですので、まずは、太陽光発電システムを設置する前に、屋根の点検が先になります。
また、屋根に穴を開けない工法として、シンプルレイ工法というものがありますが、架台の値段が高すぎて、あんまり現実的でなありません。
話は戻しますが、実際はきちんとした太陽光設置業者なら、ほぼ問題はありません。
しかしながら、そのきちんとした業者を選ぶのが本当難しいです。
ネットなどで、お客様の声や、実績件数などを見る事が重要です!!
あとは、最低3社は見積もりを取られる事を、お勧めします!
悪徳業者に当たると悲惨
は、上記の雨漏りの件もそうですが、悪徳業者ですと、屋根の状態も見ずに、太陽光を設置する事を薦めてきます。
そして、その後は、知らんぷりです。
あとは、営業に来る人も、その人が本当に太陽光について知っているのか?また人柄をきちんと見て下さい。
うちの会社も営業は数人いましたが、ピンからキリです。
ひどい営業が担当になると、シミュレーションした発電量と、実際に発電量が違う事がありました。
また、設置後のアフターフォローが全くなかったりします。
うちの営業も、きちんとアフターフォローする者とほったらかしの者に分かれています。
お客様を、ほったらしの営業に、なんぼ「お客様に挨拶行け!そして、システムに異常がないか確認して来い!」と私ごときが言っても聞く耳もたずです・・・。
もちろん上司です…。
あほですね。
人を見る目が大事ですね!
そして、
メンテナンス代 廃棄処理代がかかる。
は、太陽光発電が全盛期の頃、「太陽光はメンテナンスフリーです!!」とあほな営業がよく売り文句にしていましたが、今現在、メンテナンスをしない事による弊害が出ています。以下の記事にメンテナンスの詳しい内容を書いています。

メンテナンスは、太陽光発電システムを長く使用する為にも、4年に1度は受けてください!!
現在は、メンテナンスを受ける事が、法律上義務とされています!!
メンテナンスにかかる費用としては、住宅用で、20年間約30万は見ておいてください。
内訳は、パワコンの交換費用が20万 定期点検2万円×5回=10万になります。業社やパワコンによっても、値段が違うので、この値段は参考程度になさって下さい。また、産業用ですと、メンテナン代だけで、1回10万円前後致します。
この他、太陽光発電システムも永遠に稼働するわけではなく、寿命があり、20年~30年しますと役目を終えます。その太陽光発電システムの撤去・廃棄費用が、大体10万円くらいはします。
太陽光発電システムをお考えの方は、メンテナンスの必要性と、20年から30年したら、発電しなくなり、撤去費用と廃棄費用がかかるという事を、頭に是非入れておいてほしいです。
そんなにエコではない。
太陽光発電システムは、何も知らない頃のわたしは、
と思っていたものです。
確かに、設置している間はエコです。
しかし、残念ながら太陽光パネルの製造には、水酸化ナトリウムやフッ化水素酸といった腐食剤の使用が欠かせません。
また製造過程で水や電力が消費されるため、温室効果ガスの排出は避けられず、廃棄物も出ます。
その廃棄物もきちんとリサイクルされず埋め立てられれば、有害物質が出ることになります。
上記に関しては、もう少し詳しい説明が必要だと思いましたので、追記します。
実際に、経産省のホームぺージの国立国会図書館の「インターネット資料収集保存事業(Web Archiving Project)に、ひっそりと太陽光発電システムの有害性について、書かれているpdfがあります。以下の36ページからです。日本では、現状外国製の、カドミウムなどの有害物質が入った太陽光パネルを規制する法律はありません。

また、下記に、太陽光モジュールのリスクについてこう書かれてます。
太陽電池モジュールによって発現しうるリスクとは、皮膚への付着や吸引、目に入ることによる急性毒性ではなく、環境中で降雤などにより地下水等に溶出した場合、長い年月をかけて体内や環境内に蓄積され中毒症状を引き起こすといった慢性毒性が中心となる。
有害物質含有リスクに配慮した太陽電池の適正処理等ガイドライン
わたしが、腹が立つのは、いつか事が起きるのがわかっているのに、表立って公表しない政府の体制です。
そして、被害が起こってから、後出しで法律を整備するから、ぐちゃぐちゃになるのです!メンテナンスの件もそうです。
なので、安易になんでも信じずに、自分で何が正しいのか調べて、考える力が消費者には、本当に必要です!上記の資料のような、太陽光モジュールの有害性について国はもちろん、販売会社でお客様に伝える所なんてないと思います。
わたしは、10年後、発電しなくなったパネルの処分の問題がたくさん出てくるのでは?と危惧しています。
以下、2030年代に起こるであろう、太陽光パネルの廃棄問題についてのサイトです。2018年から太陽光パネルの処分法のガイドラインやリサイクルシステムの整備やガイドラインが適用されます。こちらの動向も要チェックですね!
再生可能エネルギーの中でも環境負荷が小さい太陽光発電だが、導入量の拡大に伴って使用後の廃棄物が増えていく。太陽電池モジュールの排出量は2030年代に年間80万トンにのぼる見込みだ。政府は処分方法のガイドラインやリサイクルシステムを整備して2018年度から順次適用する。[石田雅也,スマートジャパン] 増え続ける太陽光発電の廃棄物、2018年にガイドライン適用へ
下記の動画を見て、私たちが日常に便利に使っているテレビ・パソコン・携帯もきちんとリサイクルされないと、有害でしかないんだ、と改めて思い知りました。
太陽光も法整備が整わないと、実際、下記のような風景が世界中で起こるのでしょう。
わたしも普段使用している電化製品の廃棄については、ちゃんとリサイクルしてくれる業者を調べて、廃棄を託そうと強く思いました。
出典:E-Waste Hell(電子廃棄物地獄)・・・ 電子廃棄物の行き着く所です。
デメリットのまとめ
太陽光発電システムを購入する時は、値段の安さだけで考えがちです。
しかし、安さばかり求めると、施工の質が悪くなる可能性も多いにあり得ます。
また、太陽光パネル自体安さだけで選ぶと、実は太陽光パネルの製造過程で有害物質が出て、工場の周りの人たちが被害にあっていた!という事もあるのです。
ですから、太陽光発電を選ぶ際は、どうか値段の安さだけでは決めないでほしいです。
パネルを作っている会社がどんな会社か?
また施工している会社の労働対価にきちんと見合った金額かどうかも考えて、導入をして頂きたいと思います。
次回は、こんだけデメリットを書きましたが、メリットを書きますのでよろしくお願い致します!
~関連記事~


