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十二国記【月の影 影の海】のあらすじと感想|上巻を乗り越えた先に待つもの

12国記

十二国記で一番初めに読むのが、【月の影 影の海】の方が多いと思います。
しかし、上巻は陽子の苦難がこれでもか!と続くので読むのが苦になる方は多いかとも思います。

けれど、上巻を乗り越えた先には、楽俊との出会いが待っています!
そこからの陽子がどんどん成長し、読むのも楽しくなってきます。

しかし、それも上巻に苦難があるからこそ光ってくるのだと思います。

本日は、十二国記【月に影 影の海】のあらすじと感想を書かせて頂きます。
どうぞよろしくお願い致します。

十二国記【月の影 影の海】のあらすじと感想|上巻を乗り越えた先に待つもの

※ネタバレを含みますのでご注意下さい!
ある日、高校生の陽子は、学校で突然金髪長髪の着物のような異国風な美青年(景麒)に、十二国記という異世界に連れていかれます。

こう書きますと、いま流行りの異世界もので美青年との恋が始まる!と思われる方も多いと思います。

しかし、そんなライトな感じは微塵もなく、陽子は異国でひたすら妖魔に襲われ、人には裏切られ、飢えて死にそうになる過酷な話が続きます。

十二国記は、陽子のいる世界とは全く異なった世界でした。

陽子のいる世界は、十二国記では蓬莱と呼ばれています。
蓬莱とは、日本のことを指します。
陽子は、高校では優等生。
言いたいことも言えず、誰に対してもいい子でいようとします。

そんな現代の優等生陽子が、いきなり十二国記に連れていかれ、その美青年(彼は麒麟と呼ばれる生き物で、王を選ぶ神獣でした。)とはぐれます。
ジョウユウという妖魔は、麒麟につけられますが。

しかも、彼冷たいんですよね・・・。

妖魔が襲ってきたら、「ご自分で剣を振るいなさい」とのたまいます。
無理でしょう・・・。

そして、異世界の十二国にたった一人で放り出されます。
しかもそこは、異世界の人間に冷たい巧国でした。

巧国は、海客(陽子のように異世界から来た人間)に対し冷く、巧国の王様は失道の道へとまっしぐら。

巧国が貧しいから、自国より貧しい慶国が海客の王を迎えて栄えるのが嫌だからといいう理由で陽子を殺そうとします。

巧国の麒麟は、王が失道中の為、どんどん弱っていきます。

陽子が海客出身の王がいる雁国に流れ着いたら、ここまで苦労することはなかったでしょう。

妖魔に追われ、助けてもらったと思った人間にも裏切られ、同じ海客にも妬まれ裏切られ、陽子の心はどんどん荒んでいきます。

そんな陽子の追い打ちをかけるのが、いつも現れる青猿です。

妖魔に襲われ続け死にかけボロボロになったところを、ネズミの姿をした半獣楽俊が現れ、陽子を助けます。

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この楽俊が、もう本当にいいやつなんですね。

しかし、陽子は今まで散々な目にあっているので、簡単に楽俊を信じません。

楽俊は、陽子が海客であったことも知っていましたが、役人に突き出すこともせず一緒に海客を受け入れてくれる雁国へと向かいます。

雁国へ行く途中、陽子は楽俊を見捨て逃げます。
そんな陽子と再び会った楽俊は、陽子に恨み言を言うでもなく、陽子の無事を心から喜びます。

そんな楽俊の心の清らかさ、強さ、優しさに触れ陽子は涙を流します。

この場面が、【月の影 影の海】で一番感動する場面です。
上巻の苦労が報われた瞬間です。

そして、楽俊のセリフが心に残ります。

陽子が「わたしなんかにかまわないでいたらいいのに。」と楽俊に言った時、
楽俊はこう返します。

「そんなのおいらの勝手だ。おいらは陽子に信じてもらいたかった。だから信じてもらえたら嬉しいし、信じてもらえなかったら寂しい。
それはおいらの問題。
おいらを信じるも信じないないのも陽子の勝手だ。おいらを信じて陽子は得をするかもしれねえし、損をするかもしれねえ。
けど、それは陽子の問題だな。」

引用:月の影 海の闇

ハッとさせられた言葉でした。
信じていた人に裏切られて、恨むのも自分の問題、そして仕方ないと思うのも自分の問題なんですね。

そうであれば、わたしは楽俊のような人間になれるように努力したいと思いました。

最後に

「十二国記」の【月の影 影の海】は、陽子が12国記にたどり着いてからあまりに辛い目にあうので読むのも辛くなってしまいます。

しかし、そこを通り過ぎると、話の展開が大きく変わり面白くなります。

是非、上巻を乗り越えて、下巻を読んでみて下さい。
読んで良かったと思う事間違いなしです♪

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ここまでお読み頂きありがとうございました。

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