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読み物 

【砂の器】東北弁と似ている中国地方の【方言】が事件解決に繋がる!

「砂の器」方言が、事件の謎を解く鍵となります。

今回は、事件の鍵を握る「方言」について書かせて頂きます。

どうぞよろしくお願い致します。

【砂の器】東北弁と似ている中国地方の方言が事件解決に繋がる!?

※ここからネタバレを含みますので、見たくない方は見ないでくださいね!

亀田と亀嵩

バーで、犯人と被害者は「カメダ」という言葉を何度も交わしていました。
バーを出た後、被害者は殺害されます。

警察は、「カメダ」が事件に関わりがあると睨み、捜査を開始します。

また、バーの店員に聞くと、二人はどうやら東北弁を話していたという事でした。

そして、東北とカメダを結び付けます。
カメダを人物だと思い、東北中のカメダを調べ尽くします。
しかし、手掛かりが得られません。

今西刑事は、とある雑誌を見て、秋田亀田があることがわかり、吉村刑事と共に亀田に出張します。

しかし、ここでも事件の手掛かりが得られません。

事件から何ヶ月後のある日、殺された被害者の息子が警察署へやってきます。

殺されたのは自分の父でないかと。

旅に出て伊勢に行くまでは便りがあったが、その後何の便りもなく心配になり、警察に問い合わせたということでした。

そして、遺留品を照会して、殺されたのが父親の三木謙一だということが分かります。

しかし、息子も三木謙一も岡山県出身で、東北には一度も住んだことがない事が分かります。

今西刑事は、
「何故バーの店員の証言が皆揃いも揃って、被害者と犯人が東北弁を話していたと言ったのか?」
を疑問に思います。

そして、方言に詳しい警察の広報課のある人物に、方言について尋ねます。

「中国地方に東北弁と似た方言を話す地域はないか?」と。

そこで、出てきたのが島根の奥出雲です!
事件に光明が差した瞬間です!

そして、三木謙一は、奥出雲の亀嵩の木次署10年間巡査を勤めていました。

東北弁と出雲弁が似ている

方言

なんと、ズーズー弁と言われている東北弁と似ている方言が、島根にあったのです!

何故、出雲弁が東北弁と似ているかついては、小説を引用させて頂きます。

出雲は越後並びに東北地方と同じように、ズーズー弁が使われている。

世にこれを「出雲弁」と出雲訛りあるいは、ズーズー弁と称えられて分からない発音として軽蔑されている。
このズーズー弁の原因について、次のような諸説がある。

  •  ズーズー弁は日本の古代音であるという説

日本の音韻はズーズー弁であったという。
すなわち、古代には日本全国でこれを用いていたが、都会に軽快な語音が発達し、広がるにしたがい、ズーズー弁の区域は逐次減少し、残された区域が出雲・越後・奥羽地方の辺鄙な所のみとなった。

  • 地形並びに天候気象によるという説

出雲地方は僻地で結婚も近親のみでほとんど行われ、部落ごとに通ずる言葉だけで事が足り不明瞭に話してもよいという習慣が蓄積された。
あるいは、降雨量が多く晴天に恵まれていない為、人々の活気を失いかつ冬季西風強く口を開くのをきらったのが、ズーズー発音の素因をなくしている。

出典:小説「砂の器」p263

という諸説が、書かれていました。
わたし的には、②ではなかろうか?と推測しています。

最後に

「方言」って面白いなあ、と思いました。

これだけ小さな日本でも、各都道府県によって方言があるんですもの。
そして、東北弁と出雲弁が同じズーズー弁に聞こえるというのも、本当に不思議でした。

これを、小説に活かした松本清張さんもさすが!です。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

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