樹木希林さんはよく存じあげていたのですが、
ご主人の内田裕也さんについては全く知りませんでした。
内田裕也さんは、ロックンローラーでかなり破天荒な方だったんですね。
DVも結婚後、日常茶飯事だったそうです。
毎日家の中も、めちゃくちゃ。
そんな夫なら、わたしならすぐに別れますが、樹木希林さんにしか分からない
ご主人の魅力があったんでしょうね。
夫婦って不思議だなあ。
この記事は、樹木希林さんご夫婦について、夫婦というのは色んな形があるんだ、という事を書かせて頂きます。
よろしくお願いします。
樹木希林さんにとって、夫は重しだった

夫は私の「重し」
と希林さんは、ご主人の内田裕也さんのことを語っておられました。
40年以上の夫婦生活で、実際に一緒だったのは3ヶ月くらいだったそうです。
勝手に、内田裕也さんから離婚届を出されたことについては、
「ちょっと失礼だな、と思って・・・。
うやむやにしていると、お互いの人生がうやむやになっちゃう」
と希林さんが話されていました。
が、ちょっと失礼なんて、生易しいもんじゃないよ・・・。
毎日、家ぐちゃぐちゃされるわ、DVされるわ、何をするか分からない旦那さん相手に
すごい懐の大きさだと思いました。
わたしなら、こっちから離婚届を出して逃げてます。
また上記の「夫が希林さんの重し」という言葉の意味を、こう語っておららます。
破天荒とか破壊性があるの、は自分のほう。
そんな自分が徐々に修正されていく。
夫がいることが、重しになっているのが有難い。
希林さんは、とても静かなイメージです。
破天荒とか破壊性からは、程遠いイメージがあるのですが、きっと内に激しいものをもっておられたんですね。
内に激しさを秘めていたのが、樹木希林さん。
激しさを内には、秘められず、外に放出していたのが内田裕也さん。
そう思えば、似た者夫婦だったのかもしれません。
夫婦の幸せの形は人それぞれ
一般的な夫婦の幸せってなんだろう?とわたしなりに考えてみました。
やはり、お互いがお互いを思いやるということだと、わたしは思います。
勝手な憶測ですが、樹木希林さんご夫婦を見ていると、樹木希林さんの内田裕也さんやの思いやりの方が深いような気がしました。
まるで、何をしても許してしまう、海より深い深い慈愛。
母性の強い方だったと思います。
わたしには、到底真似できません。
わたしの場合は、樹木希林さんと逆パターンです。
夫がわたしの面倒をみています。
そう思うと、夫婦でお互いが同じ比重で思いやりを持って、愛するというのはあまりないのかもしれません。
でも、あまりに比重の差が激しいとしんどいと思います。
樹木希林さんが、このように素晴らしい生き方・死に方をされたのも、ご主人と40年以上連れ添われた事が大きく関係するのかもしれません。
そして、樹木希林さんなら、
「本当に手のかかる夫だったわ。今世の結婚生活は、あなたのおかげで楽しめたわ。でも、来世は、もういいわ。うふふ♪」
と笑ってあの世で笑っておられるような気がします。
最後に
わたしから見ると、内田裕也さんより、樹木希林さんが一枚も2枚も上手だったような気がします。
そして、お互いにとって、なくてはならいない相手だったように思います。
ご本人たちが満足されているのなら、外野が結婚生活について、とやかくいうことではないですね。
樹木希林さんのご冥福をお祈りいたします。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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