本日は、『極上の孤独』を読ませて頂きました。
下月 暁子さんの『極上の孤独』の本のレビューをさせて頂きます。
どうぞよろしくお願い致します。
『極上の孤独』を読んで腑に落ちぬ理由とは?
うーむ。それは違うんじゃないだろうか?
結論から言いますと、『極上の孤独』は面白くなかったです。
孤独の楽しみ方や、孤独についてもっと深く掘り下げられているかと思ったのですが、それがなかったのが残念無念。
読み始めた時は良かったのですが、読み進めるたびに??
読み終わると「買わんかったら良かった!!」と、かなり残念な読後感でした。
下重さんのお知り合いの方、またお知り合いでもない山口百恵さんや、安室奈美恵さんが孤独だと断定して書くのは如何なものか?
やたらお知り合いの方の話が多かったのも、辟易した理由です。
孤独の論点が、どんどんずれていってます。
最後の方は、競艇の日本財団の会長就任の話になって、この人何が言いたいのか本当分からなくなりました・・・。
第1章のように、ご自分の孤独に対する考え方をもっと掘り下げて書いてほしかったです。
孤独が贅沢で愉快だというのは、お金持ちの特権に思えた!
わたしが思っている孤独と、作者が思っている孤独に読むごとに隔たりを感じました。
最初は、孤独とはどういったものなのか?またその覚悟はどんなものか?について書かれていて面白かったです。
しかし、段々と
極上の孤独=セレブの老後の孤独を楽しむ方法
に変わっていき
違う、わたしが読みたいのは、セレブの老後ではない!
作者さんが、厳しく孤独と向き合ったことを書いてほしいのだ!!
となり誠に残念でした・・・。
そんな中で唯一この本を読んで良かった点
良かった点は、寂しさと孤独は違うという作者の言葉です。
寂しいとは一時の感情であり、孤独とはそれを突き抜けた、一人で生きていく覚悟である。
寂しさは何も生み出さないが、孤独は自分を厳しく見つめることである。
寂しいといえる段階は、まだまだ甘い。
寂しさを自分で解決しようという気はなく。
誰かが何とかしてくれないかと他人に頼っているからだ。出典:「極上の孤独」
これは、本当に共感しました。
寂しくて、一人になるのが怖くて、わたしは小学校中学校時代無理に人に合わせていたから。
寂しいからといって、孤独を恐れて群れることの虚しさを書かれていたことには、大変共感致しました。
寂しいからといって、安易に人とつながろうとするな!という警告もその通りだと思います。
わたしも、群れるだけしか能のない人たちから突き抜けて、品性が顔にでる人間になりたい!と思いました。
その為には、まず自分と向き合う事が大切!
以前に「7つの習慣」の記事にも書いた、自分や人との約束事を守ることを毎日やっていく努力をします。
最後に
わたしにとっては、残念ながら今一の本となってしまいました。
しかし、アマゾンのレビューなどみると高評価をつけている方もいらっしゃるので、読んだ感想は人それぞれだなあ、と感じました。
また、今週の8月18日の土曜日のテレビ番組 夜7時56分からの
「世界一受けたい授業」で、15分で分かる「極上の孤独」を下重さんがテレビ出演されるそうなので、本を読まなくてもそちらで十分かもしれません。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
◆わたしがお勧めする面白い本や、実生活で役に立つ本の記事です!
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