ボッジ王子の弟ダイダ王子に、アドバイスしているようで、上手く操っている魔法の鏡。
その中には、人影が写っています。
一体誰なんだろう?とすごく気になりますよね!
本日は、そんな魔法の鏡に映っている人物について解説していきます。
どうぞよろしくお願い致します。
※ネタバレを含みますので、ネタバレが嫌な方はお気をつけ下さい。
【王様ランキング】ミランジョの正体とその過去とは?
ミランジョの正体と、魔人との約束
ズバリ答えは、ミランジョという魔女にでした。
「ミランジョって誰やねん!」と心の中で呟かれたあなた。
ご心配無用です。
今から解説していきます。
ただ、ここからネタバレになりますのでお気を付けくださいね。
3巻で、ボッス王国の地下で氷漬けされた動物や人がいた部屋にミランジョがいたんですね。
なので、ミランジョは既に死んでいることが予想されます。

11巻では、ミランジョが死にかけているところに魔人が出て来て契約しているシーンがありました。
魔人は、こう言っていました。
「鏡を魂に移してやろう。だが、本当に死んだ時お前の魂を食らうぞ!」
「二度目だ。お前が私を裏切るのは・・・。」
なので、ミランジョの肉体はこの世になく、鏡に魂だけ移してもらった生き物?になります。
だから、肉体が人形みたいだったんですね。
ミランジョが、最初に魔人を裏切ったのは、ボッス王を最強にする時でした。
裏切りという言葉については、魔人とミランジョの関係から説明しないといけません。
実は、ミランジョと魔人は幼少時代に出会っていました。
その時、魔人は自分が人の願いを叶えるたびにみにくい怪物になっていくことを、嘆き悲しんでいました。
その時、ミランジョは魔人にこう約束します。
「私は、あなたにお願いことをしない。」と。
でも、彼女はそんな魔人との約束を2度も破り、願いごとをお願いするんですね。
願いことをして、魔人は醜い怪物に。
願い事をしたほうも、代償が大きく不幸になります。
両者にとって、幸せなことは何一つないですね・・・。
ミランジョの過去とは?
彼女が何者であるかを紐解くには、ミランジョの過去が重要になってきます。
ミランジョは、魔法立国ホウマの出身です。
そこで、ボッス王とミランジョは出会います。
ボッス王は、魔法との戦い方を学ぶためホウマ国を訪れました。
その時に、理由は分かりませんが、ミランジョの父とボッス王は戦うことになりました。
手加減できずにボッス王は、ミランジョの父親を殺してしまいます。
その際、ボッス王も重傷を負いますが、ミランジョの母のに魔法によって助けられます。
その恩を感じたボッス王は、ホウマ国にとどまり、ミランジョの成長を見守ります。
その時代、ホウマ国は神々と戦っていたため、ボッスもその戦いに身を投じることとなります。

【王様ランキング】の神々というのは、人間を支配し奴隷にするという非道なものでした。
ホウマ国は人間の尊厳を守るため、神々と戦っていました。
そんな折、ホウマ国の隣国ギャクザ国と協力し神々と戦うことになります。
しかし、このギャクザ国の住民は、嘘を真実にするような信頼のおけない人間が集まっていいる国でした。
案の定、ギャクザ国はホウマ国を裏切り、神々と手を結びます。
ミランジョの母は、ギャクザ国の住民により殺されます。
ミランジョもまたギャクザの住民により、両手を切り落とされ、顔を剥がれ鎖に繋がれるというこれが人間のすることか!いうほど、残虐な目にあります。

神々の戦争に駆り出されていたボッス王が、ギャクザに戻ってきたときは、ミランジョは既に死にかけていました。
それを見たボッスは怒りのあまり、ギャクザの住民を皆殺しにしてしまいます。
そして、その遺体の山と引き換えにミランジョの顔や手を魔法使いに頼み、治してもらいます。
顔や手が魔法で治ったところで、傷ついた心はそう簡単には治りません。
心の傷は、長い間彼女を蝕みます。

そんな彼女の傍にずっといて、支えになっていたのがボッスでした。
月日が経ち・・・。
ミランジョは、大人になり心の傷も少しずつ癒えます。
そして、ボッスに言います。
「今度は、あなたの夢を叶えてあげたい。」と。
そして、ボッスは自分より強い敵を探し神と戦い、惨敗してしまいます。
ボッスは自分の力の限界を思い知り、落ち込みます。
その時、ミランジョはボッスの最強でありたいという願いを叶える為に、魔人の元へいき
その願いを叶えます。
それが、不幸の始まりとも知らずに・・・
ボッスの最強の力は、ボッズの寿命を削ることと、産まれてくる子の力を奪うことと引き換えに得られたものだったのです。
【王様ランキング】ミランジョの正体とその過去まとめ
今回は、魔女ミランジョの正体と過去について書かせて頂きました。
ミランジョの正体と過去をまとめると以下になります。
①ミランジョは、ホウマ国出身で魔法が使える。
②ミランジョは、ギャクザの住民により悲惨な目にあう
③ボッス王と深い絆がある。
④ボッス王の最強になりたい!という願いの為に魔人と取引した。
⑤まだ死ねないと、魔人と二度目の取引をした。
⑥ミランジョ本体は、死んでいて鏡に魂だけが残っている状態。
ミランジョとボッス王の強い絆が分かりました。
しかし、彼らは魔人に願いを叶えてもらうことと引き換えに、間違った道を選ぶことになります。
もどかしくて、歯がゆい気持ちになります。
この二人がどうしたら幸せになれたのかな?と考えさせられました。
でも、この二人の決断がなければ、ボッチ王子は産まれていなかったわけで・・・。
間違った道でも、意味のあるものなのかもと堂々巡りになるおさるでした。
ここまでお読み頂きありがとうございました。