祇園祭の神輿は、三基ございます。
三基の神輿は、一基一基、担ぎ手も重さも違います。
私、京都に住んでいて何十年。
恥ずかしながら、今まで存じ上げませんでした。
2019年の祇園祭は、神輿をメインで見に行こう!と思っておりますので、皆様と一緒に神輿について、勉強できると嬉しいです!
どうぞよろしくお願い致します。
祇園祭の主役【三基の神輿】の名前と担ぎ手と掛け声は何?重さはどれくらい?
まずは、祇園祭の三基の神輿をご紹介させて頂きます。
① 中御座
② 東御座
③ 西御座
祇園祭の主役のお神輿は三基です。
中御座・東御座・西御座とそれぞれ呼ばれています。
中御座神輿の神様と担ぎ手は?
まずは、中御座からご説明させて頂きます。
中御座は六角形の屋根で、上には鳳凰、その足元には青稲が飾られています。
中御座の担ぎ手は、三若神輿会(さんわかしんよかい)です。
三若神輿会が歴史が一古く、江戸時代から神輿渡御にご奉仕されていました。
三条台若中は明治時代までは3種類全部のお神輿を担いでいましたが、時代が進むにつれて中御座神輿だけを担当するようになりました。
このお神輿には、八坂神社の主祭神でもあるスサノオノミコトが宿っています。
重さは約2トンとなります。
1トンが、人17人分くらいです。
2トンは人34人を乗せているいるイメージですが、想像できないです・・・。
東御座神輿の神様と担ぎ手は?
東御座神輿は、四角形の屋根で、その上には葱花が飾られています。
高瀬川の船頭衆が期限の四若神輿会(しわかしんよかい)が、明治時代から神輿渡御にご奉仕されています。
東御座神輿は、四角形の屋根で、その上には葱花が飾られています。
東御座の神様は、スサノオミコトの奥様で、クシナダヒメという女神様です。
神輿の重さは、2トンです。
西御座神輿の神様と担ぎ手は?
西御座神輿は、八角形の屋根の上、鳳凰が飾られています。
錦神輿会(にしきみこしかい)が、昭和22年からご奉仕されています。
西御座神輿の神様は、なんと8人の神様が宿ってらっしゃいます!
- ヤシマジヌミ
- イタケル
- オオヤヒメ
- ツマツヒメ
- オオトシ
- ウカノミタマ
- オオヤビコ
- スセリビメ
上記8人の神様がいらっしゃるんですね。
神様の数を数える時は、柱というそうです。
この8人の神様をまとめて、八柱御子神と呼びます。
西御座が一番重く、3トンもあるそうです。
最後に
祇園祭りの三基の神輿を調べてみて、こんな神様がいらっしゃったんだと驚きました。
でも、何故神輿におられる神様が、スサノオノミコトとその家族なんだろう?
また謎が増えました。
そして、祇園祭の三基の神輿の掛け声は、「わっしょい。わっしょい。」ではなく、「ほいと。ほいっと。」となります。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
◆祇園祭のお神輿関連記事
祇園祭の神輿に入られる神様、スサノオミコトは最初牛頭天王だった!?
【2019 祇園祭神輿】神用水清祓式と神輿洗式の日程と時間と内容について
祇園祭り三基の神輿が揃う【奉告祭】を見る為の絶好の場所と、待機時間は ?