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【風立ちぬ】冒頭の列車での二郎と奈穂子の会話のフランス語の意味は?

本日は、映画【風立ちぬ】の冒頭の名シーン、堀越二郎と菜穂子の二人が列車で話した外国語と内容が気になり、調べて見ました!

あのシーンの二人は、何語でなんといっていたのでしょうか?

これは、ラストにもつながる重要なシーンなんです!

【風立ちぬ】冒頭の列車での二郎と奈穂子の会話のフランス語の意味は?

“Le vent se lève, il faut tenter de vivre”

“Le vent se lève, il faut tenter de vivre”

“ル ヴァン ス レーヴ、 イル フォ タンテ ド ヴィヴル”

この冒頭のシーンを、覚えておられますでしょうか?

列車が走っている最中、二郎の帽子が風に飛ばされそうになります。

それを、菜穂子が手を差し伸べ帽子をつかみ取ります。
あわや菜穂子が列車から落ちそうになった時、二郎が菜穂子を引き戻します。

その時、菜穂子が二郎に言ったセリフが

“Le vent se lève,(風立ちぬ、)”です。

その詩を知っていた二郎が、その続きの

“il faut tenter de vivre(いざ生きめやも)”

を言って応えています。

うん。
この二人の会話、普通の若人たちの会話じゃないな。

フランス語がスラスラ出てくるって。
しかもこれがフランスの詩だと分かるこの二人は、どんだけ教養が高いんだ!と思ってしまいました。

この詩は、フランスの作家、詩人、小説家、評論家であるポール・ヴァレリー『海辺の墓地』という詩の一節から引用されています。

その後、菜穂子とお付のお絹といったん別れた堀越二郎は、汽車のデッキのところで

「風が立つ 生きようと試みなければならない」

と言っています。

「海辺の墓地」という作品の最終節

“Le vent se lève, il faut tenter de vivre”は、「海辺の墓地」という作品の最終節の24節に出てきます。

Levent se lève! . . . il faut tenter de vivre!

L’air immense ouvre et referme mon livre,

La vague en poudre ose jaillir des rocs!

Envolez-vous, pages tout éblouies!

Rompez, vagues! Rompez d’eaux réjouies

Ce toit tranquille où picoraient des focs!

風 吹き起る・・・生きねばならぬ。

一面に吹き立つ息吹は 本を開き また本を閉ぢ、

浪は 粉々になって 巖(いはほ)から迸り出る。

飛べ 飛べ 目の眩(くるめ)いた本の頁(ページ)よ。

打ち碎け、浪よ。欣び躍る水で 打ち碎け、

三角の帆の群の漁(あさ)ってゐたこの静かな屋根を。

鈴木信太郎訳

最後に

「風」というのは、この映画のテーマでした。

ラストも、零戦で二郎の作った飛行機は一機も帰ってこなかったけど、風は吹いています。
飛行機の躯が至る所に、落ちているラストシーンがその悲惨さを物語っています。

戦争で地獄をみた二郎ですが、それでも風は吹いています。

地獄を見ても、二郎は風が吹いている間は、生きていかねばならないのです。

そして、映画のラスト菜穂子が二郎に言います。

「生きて」と。

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