本日は、風の谷のナウシカに出てくる有名な虫【王蟲(オーム)】と大海嘯について書かせて頂きます。
どうぞよろしくお願い致します。
【王蟲(オーム)】の正体×大海嘯(だいかいしょう)【風の谷のナウシカ】
エフタルで起こった大海嘯とは?
テレビで風の谷のナウシカはたくさん放送されているので、オームについてはご存知の方は多いと思います。
こどもの頃、風の谷のナウシカを初めて見た時、赤くなって集団で猛進してくるオームに衝撃を覚えました。
オームとは、ダンゴムシを巨大化させたような虫です。
ダンゴムシが巨大化して目をたくさんつけた虫ですね。
目は全部で14個あり、脱皮するごとにオームの身体が大きくなります。
普段は、おとなしく優しいオームで、普段のオームの目は青色になっています。
しかし、腐海が脅かされたり、仲間が傷つけられた時、オームの目は赤くなり、猛進して死んでしまいます。
そして、オーム汚れた大地を浄化するために人工的に作られた生き物だという事が、コミックを読むと分かります。
そして、映画とコミックで決定的に違うのが、映画ではオームが元いた森へ帰るのに対し、コミックのオームは南に進むのをやめません。
オームの南進を追い、ナウシカはトルメキア軍と離れました。
オームの移動は大海嘯(だいかいしょう)ではないかと予想するナウシカは、旅を続けていくうちに、その予想が確信に変わっていきます。
ここで大海嘯とは、何だったかコミックを振り返ってみると、
大海嘯とは
腐海がとつじょわきかえり
津波のようにおしよせてくる
ことなのじゃ(引用元:原作コミック2巻)
と大ババ様がいっておられます。
大海嘯とその昔、エフタルの街で起こりました。
平和な街でしたが、王位継承をめぐる争いが泥沼化しました。
オームの抜け殻は、優れた武器を作るには必要不可欠でした。
そして、オームの大虐殺が起こります。
腐海は怒りに震え、ついにあふれ出た無数のオームが発狂状態になり暴走し始めます。
20日間続いた大海嘯で、王国は滅び、人々は死に、押し寄せてきた王蟲も死んだのです。
王蟲は死ぬまで走り続けたのです。
やがて、王蟲のむくろを苗床に腐海の木々の胞子が芽をだし、腐海と化していったのです。
そして、ナウシカ時代に起こる大海嘯の原因は?
これも映画とは出てきませんが、トルメキアと敵対している土鬼が、人工的に腐海の植物を作り、それを戦争に利用したことにより大海嘯が起こります。
そして、土鬼により人工的に作られた腐海植物により大地が、腐海となっていきます。
そして、虫たちも南を目指し大地は滅びへと向かっていくのです。
最後に
人間は、本当に同じことを繰り返します。
自分の欲だけで、空気や大地を汚します。
今の世界と同じですよね。
便利な生活をしたいという人間の欲の為に、年々地球は温暖化、
異常気象や自然災害が年々増えてくる昨今です。
ナウシカは、わたし達の世界への警鐘でもあると思います。
わたし自身も、己を顧みることが多々あります。
一人一人が、自分の欲望や憎しみにかられずに生きていくこと、また無駄なエネルギーを使っていないか顧みることが今できなければ、世界は滅ぶの道へ進んでいくと思いました。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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