京都行事編

【すぐき漬けの謎】なぜ京都の一部地域限定栽培なのか?京都人も知らない秘密とは?

京都の上賀茂地域でしか栽培されていない【すぐき漬け】!
不思議ですよね。

なぜ、すぐき漬けが上賀茂地域限定なのか?
本日は、その謎に迫ってみたいと思います。

すぐき漬けは、毎年12月になると上賀茂で販売されます。
わたしも、すぐきが大好き!
あの酸味がクセになるのです。

もう思い出しただけでヨダレガ・・・。(お恥ずかしい)

わたしは、生まれが上賀茂です。
ですので、すぐきが近くの農家さんで漬けられたり、直売所などで販売されているのが当たり前の風景でした。

何より、すぐきが全国にあるものと思っていたのです!

しかし、滋賀出身の夫に聞くと、滋賀県では売られてない、とのこと。

わたしは、「えっ!」と驚き、
すぐきは、ひょっとして京都だけなんか!と思い急遽調べてみることにしました。
(無知でごめんなさい。)

なぜ、すぐきは京都のしかも上賀茂・西賀茂地区限定でしか栽培されていないのか?

すぐき漬け
これは、上賀茂の農家さんで、よく見られる「すぐき漬け」の風景です。

すぐき漬け重石のかけ方は、「すぐき漬け」独特の「天秤押し」というやり方で漬けられます。

長さ4~5mほどの丸太棒の一方を固定させ、もう一方の先に重さ10Kgほどの重石を3つほど下げて樽のフタを押さえる方法です。

いわゆる「テコの原理」を利用したもので、フタには重石の10倍程度の圧力(約300Kg)がかかります。

すぐき漬けとは?

すぐき漬けとは、かぶの一種になります。「すぐき菜」を塩漬けにし、乳酸発酵させた漬け物です。

千枚漬け、しば漬けと並ぶ京漬け物の一つで、上賀茂・西賀茂地域で作られています。
独特の酸味が美味しいんどすえ。

葉っぱも全部食べられるのですが、わたしはやはり身(白い部分)がダントツに好きです!
我が家は、葉っぱがいつも残ります。(おいしいんだけどね・・・。)

なぜ、すぐき漬けは上賀茂地域でしか栽培されていないの?

そう!
これなんですね。

「すぐき」が、京都のしかも上賀茂だけしか栽培されていないことの不思議!

では、早速「すぐき」の歴史をひも解いてみましょう。

京都ですぐき漬けが作られるようになったのは、桃山時代まで遡る。
その頃この地域の上賀茂神社の社家(代々神職に就き奉仕してきた家)が、すぐきの種を入手し、珍しい贈り物として上流階級用に栽培したのが始まりだといわれている。
出典:京都人も知らない!ミステリー!?

上記のブログを参照にさせて頂きますと、すぐきの種が入手され、すぐき漬けが作られるようになったのは、なんと桃山時代にまで遡るのですね。(知らんかった!)

上賀茂神社の社家がすぐきの種を手に入れたので、上賀茂地域で栽培されるようになったのですね!
でも、どこですぐきの種を手に入れたのかは、謎です。
今年、すぐきを買いに行った先で、聞けたらお店の人に聞いてみようと思います。

そして、このすぐきがなぜ京都以外に広まらなかったか?

これは、すぐきで有名な上賀茂神社の近くにある、「なり田」さんのホームページに載っていました!

江戸時代、第11代将軍徳川家斉の頃。
この年に「すぐきはたとえ一本といえども他村へ持ち出すことを禁ず」と朱書きされた御触書「就御書口上書」が出されています。
これにより、すぐき菜が門外不出の固有種として京都・上賀茂で守られるようになりました。 出典:なり田

江戸時代、徳川11代将軍の頃、お触書が出されたんですね。

なんで門外不出にしたのだろうか?
上流階級用に、すぐきが栽培されていたのは分かりました。
けれど、他の地域でも栽培できた方が、より多くの方がすぐきを楽しめたのにな。

うーん。
珍しい京都の贈り物として、守る意味があったのだろうか?

実はこのすぐき、京都でも上賀茂地区でしか育たないそうなんです。
京都の大原などでも、栽培が試みられていますが、気候や風土が合わず良質なものができないそうです。

門外不出の前に、他の畑では、すぐきという品種はうまく育たないのですね。

すぐき漬けの未来が危うい!

上賀茂に長年住んでいると分かるんですが、畑が格段に減っています。
そして、住宅地がどんどん増えています。

すぐきを栽培する畑も、どんどん減っていってます。
また、すぐきの漬け方や熟成法や管理も難しいです。
後継者が、ちゃんと育っているのかも心配です。

また、前の章でも述べた通り、大原なのでも栽培が試みられています。
しかし、風土や気候が合わずに、すぐきが育ちにくいそうです。

なんとか、上賀茂の特産品として、後世にも「すぐき」が残っていってほしいでです。

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