【連続殺人鬼カエル男】が面白く、次の日に続編である【連続殺人鬼カエル男】を購入。
本日、読み終わりましたので、あらすじと感想についてご紹介したいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
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【連続殺人鬼カエル男ふたたび】あらすじ
連続殺人鬼カエル男で活躍した、コンビ刑事渡瀬と古手川が再び犯人に挑む!
凄惨な殺害方法と稚拙な犯行声明で世間を震撼させた【カエル男連続猟奇殺人事件】。
その10か月後。
事件を担当した精神科医・御前崎教授の自宅が爆破され、その跡からは粉砕・炭化した死体が出てきた。
そしてあの犯行声明が見つかる。
あの悪夢が再びやってきた。
【連続殺人鬼カエル男ふたたび】ネタバレ感想
1.爆ぜる
2.溶かす
3.轢く
4.破砕する
5.裁く
前作がどんてん返しに次ぐどんてん返し、古手川刑事と犯人との対決など息つく暇もない展開で面白かったのと比べると、今作は物足りなさを感じました。
あと、上記の目次をご覧いただくと、グロさは想像できるかと・・・。
グロ描写が苦手な方はご注意ください。
ちなみに私は、グロシーンはだいぶ飛ばしました!
※ここからネタバレも含みますので、まだ読んでおられない方はご注意ください。
前作で犯人と疑われた知的障害を持つ青年・当間勝雄が、今回のカエル男の最重要候補となります。
行方知れずになった当間勝男。
警察は、最重要参考人として彼を追います。
そこから物語がスタートします。
前作は、ア行の一般市民が何人も惨い殺され方をしましたが、今作ではカ行が飛んでサ行の一般市民がカエル男のターゲットとなります。
途中から、前作の真犯人である有働さゆりも医療刑務所から脱走します。
当間を操っていた有働も、実は御前崎の復讐の為、少女時代に殺人を犯した人格を呼びおこされ操られたいたという衝撃の終わり方だった前作。
今作では犯人が絞られているので、その時点で犯人の意外性はなかったです。
前回あれだけ殺人事件を引き起こし、市民を恐怖に陥れた有働さゆりがあっさり脱走するのも納得できなかったです。
最後に有働さゆりが御前崎の最大の復讐相手である古沢 冬樹を殺害しようとするのもすっきりしません。
御前崎教授の奥に秘めた昏い復讐心に、さすがに今作はうんざりしました。
気持ちは分かります。
御前崎の娘と赤ちゃんである孫を殺した古沢が、心身喪失の演技で極刑を免れ、しかも短期間医療施設に入っただけで、社会に出てくる。
こんな理不尽を許せるはずもありません。
刑を軽くするために心身喪失者の演技をするように助言した、衛藤弁護士・そして、共謀した精神科医・末松。
罰せられるべき人物が、のうのうと生きていることに憤りは覚えます。
けれど、犯人に復讐したいなら、自分でやればいい。
全く関係ない他人を巻き込むことに嫌悪感を覚えた前作。
今作は、御前崎が自ら当時の事件関係者を殺害していきます。
それなら、前作から、有働を使わず自分で復讐したい人だけに復讐したらいいのに。
前作で何の為に、有働を傷つけてまで、連続殺人事件を起こしたのか?意味が分かりません。
自分の手を汚さない為ですよね。
これじゃあ、有働も当間も救われないわ・・・。
これだけのことをやった御前崎には、それなりの報いがあることでしょう。
前作で、古出川までを有働 さゆりが殺害。
そして、実はそれをも操っていたのが御前崎教授だった、という終わり方の方がすっきりします。
今作は、バトルも音楽シーンも少なく、そこも物足りなかったです。
前作のさゆりがピアノを演奏するシーンに大変心惹かれたので。
こんな素敵な演奏をするさゆりが、あれだけ酷いことができるのか?という事に衝撃だった前作。
今作のさゆりには、もういい加減にしろ!としか思えませんでした。
殺すなら、古沢ではなく、御前崎ではないのだろうか?
前作で大活躍だった渡瀬と古手川も、今一つ活躍せず。
この2人の活躍を楽しみにしていたので、そこもまた残念。
色々残念な読後感となってしまいました。
でも、前作は本当に面白かったので是非お読みください!
ここまでお読み頂きありがとうございました!
おすすめ
意外性
読みやすさ
面白さ
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