先日映画【ハローワールド】を見に行ってきました。
映画には、3本足のカラスが登場し、結構重要なキャラクターだったということが分かりました。
本日は、そんなカラスのモデルと何故3本足なのかについて考察したいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
※盛大なるネタバレを含みますので、お気をつけ下さいませ!
ハローワールドのカラスを見て、京都に詳しい方なら気づかれたのではないでしょうか?
あ、このカラス上賀茂神社のおみくじにそっくり!だと。
ハローワールドのカラスは、上賀茂神社のおみくじがモデル!

上賀茂神社のおみくじカラスは、八咫烏(やたがらす)という神様です。
左京区にある下賀茂神社でも、八咫烏が祀ってあります。
上賀茂神社と下賀茂神社は、京都で最も古い歴史を持つ賀茂社です。賀茂社は元来、賀茂氏という古代氏族の氏神でした。
賀茂社が創祀したのが、677年頃。(諸説あります。)しかし、強大な勢力を持っていた賀茂氏を恐れた朝廷が下上両社の分立政策を行います。
そうして、賀茂社が分かれ、上賀茂神社と下賀茂神社となりました。
賀茂社の始祖が「賀茂建角身命(かもたけつねのみこと)」です。
賀茂建角身命(かもたけつねのみこと)は、初代神武(じんむ)天皇が東征にて大和の国(現在の奈良県)に入られる際、八咫烏の姿となり一行を無事導いたと伝えられています。
こうしたことから、八咫烏は導きの神として信仰されています。
故に、上賀茂神社や下賀茂神社では、八咫烏(やたがらす)がシンボルになっています。
上賀茂神社の八咫烏(ヤタガラス)のおみくじは、とっても可愛いので、是非行かれた際はおみくじを引いてみて下さい。
何故、八咫烏(やたがらす)は3本足?
八咫烏の「八咫」とは大きく広いという意味です。八咫烏は太陽の化身で三本の足があります。
この三本の足はそれぞれ天・地・人をあらわす、といわれています。
ハローワールドのカラスを八咫烏にした理由を考察
八咫烏は導きの神です。
2027年の直己と2037年のナオミを導いたのが、カラスでした。
導き手としてふさわしいのが、八咫烏(やたがらす)でした。
ですので、普通のカラスでなく、八咫烏(やたがらす)にしたのだと思います。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
■ハローワールド関連記事
映画【ハローワールド】の原作からラストを解説!みすずが大活躍!
アニメ【アナザーワールド】のあらすじと、瑠璃が口ずさんでいた歌は?
【アナザーワールド】を無料で見る方法は?ハローワールドのスピンオフアニメ