映画【スピリット】で、監禁されていた少女の中で唯一助かった、ヒロインのケイシー。
ビーストから助かった原因が、叔父から受けた虐待の傷跡だったことは果たして幸運だったのでしょうか?
そして、婦警に「叔父さんが迎えに来ている」と言われた時の、ケイシーの何か決意したような目がすごく気になりました。
本日はケイシーのその後と、三作目につながる「ミスターガラス」でのケイシーの立ち位置について考察していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
【スピリット】ヒロイン【ケイシー】は、叔父から逃げられたのか?
※ここから映画「スプリット」のネタバレになりますので、映画を見ておられない方はご注意下さい!
ヒロインのケイシーは、子どもの頃から、叔父に性的虐待を受けていました。
その描写が、映画のケイシーの回想シーンで流れます。
ケイシーの幼少時代に父親が心臓麻痺で突然亡くなります。
叔父がケイシーを引き取るのですが、暗澹たる未来しか見えませんでした。
叔父に虐待されていた為でしょう。
彼女は、ケヴィンの9歳の人格へドウィグに、学校でわざとトラブルを起こしている事を話します。
学校で、トラブルを起こして居残りをさせられることで、独りでいられると。
監禁された時、他の二人の少女が三人で力を合わせて逃げようといった時も、幼少からの深い傷により、逃げることに対してもどこか投げやりでした。
逃げることに一番消極的な彼女でしたが、ラストのビーストとの攻防戦?は、凄かったです。
ケヴィンが自殺用に用意していたライフルを手に入れると、ビーストを狙い打ちます。
(ライフルの扱い方は、父から教えてもらっていました。)
しかし、24人目の人格ビーストは人間ではないので、銃が効きません。
何故24人目の人格が生まれたのかはこちら記事をお読みください。
ケイシーがビーストに追い詰められ、あわや殺されるという時。
ビーストは、ケイシーの身体についた傷跡を見て、同じ痛みを受けたものだと気付き、ビーストはその場を立ち去ります。
そしてケイシーは、檻の中にいるところ、動物園の管理人に発見され救出されます。
トラウマになる今回の監禁事件に加え、ビーストから逃れた先に待ち受けているのは、また種類の違うビーストなのです。
しかし、この監禁生活での出来事が、彼女の心の中の何かを変えました。
婦警に「叔父さんが迎えにきている」と言われた時、何か決意したような目をケイシーはしていました。
彼女は、恐らく警察に叔父の事を話し、逃げることができたのではないか?と思うのです。
この映画で唯一の光であったフレチャー先生が、ビーストに殺されてしまったのです。
ここで最後の光りとして、ケイシーが救われてほしいと願うのです。
【ミスターガラス】で、ケイシーは光となるのか?闇となるのか?
ケイシーが、【ミスターガラス】で光となるか闇となるのかによって、この映画が、希望が乱せる終わり方か?絶望で終わるのか?ラストが変わってくるように思います。
彼女は、スプリットでビーストという自分の鏡を見ました。
そして、彼女は恐らく叔父から逃げるため、警察に叔父のことを話したと考察します。
そんな彼女が、再びビーストと出会い、ミスターガラスと出会うことでどうなるのか?予想もできません。
唯一の救いは、【アンブレイカブル】で出てきた不死身のヒーローのダンがいることです。
善と悪の戦いにどう終止符を打つのか?
【ミスターガラス】が今から楽しみです。
願わくば、どうかドンテン返しでみんな悪に染まりました!で、終わるのはなく、希望の見える終わり方で終わってほしいものです。
ここまでお読み頂きありがとうございました。