情報処理安全確保支援士とは
IPA(情報処理推進機構)が実施している、サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を活用して、企業や組織における安全な情報システムの運用等を支援するなどを行える、高度かつ実践的人材であることを証明する国家資格です。
独立行政法人「情報処理推進機構(IAP)」が主催する情報処理技術者試験の一つで、ITSSレベルも試験で認定される中の最高位であるレベル4に該当します。
ただ、IPAが主催する情報処理技術者試験レベル4の中でも「情報処理安全確保支援士」は、年2回(春、秋)受験することができ、比較的取得しやすい部類に入るのではないでしょうか。
勉強は独学でした
2016年に本屋で、その資格を見かけて、面白そうだから受けてみようと2年間頑張りました。そして晴れて平成30年(2018年)春に合格することができました。すでに40歳を過ぎていて、普段は情報処理とは全く関係のない仕事をしているので、学校等へ行くことはできないので、本を買って独学でした。
使用した本は2冊 (2022/3/17更新)
受験に際してすべてのことが網羅されているわけではないですが、基本的な知識が身に付きます。そして、過去問10回分程度(これだけやれば十分です)。
これは少し古い本で、しかも内容は少ないですが、本当に厳選されていて、知識が整理されます。
私はこの2冊で十分合格できると思いますし、実際合格できました。
午前Ⅱ試験について
午前Ⅱは、ご存じの通り「広く浅く」出題されます。
ただここでは、本当に過去問をしっかりやっておけば、十分対応できます。特に問題の3から5割程度は、過去問そのまま出るので、私は過去問丸暗記でした。それで十分な感があります。ただ、やはりそれだけでは午前Ⅱのパスは難しいので、書籍に書いてある内容は、覚えていなくても、理解はできている状態であれば午前Ⅱは恐るるに足りずだと思います。
午後試験について
午後は、ひたすら過去問を解いて、解答の仕方、考え方を熟知しておくことです。
問題は違っても、過去問をしっかりやっておけば、答え方や考え方はよく似たものがよく出てきます。特に午後試験は文章が長いです。過去問をやっているときも、絶対自分の力で解く練習をしてください。そしていざ本番の時は、必ず解答を書くことです。わからなくても書くことです。私自身、とくかく解答欄を埋めることを目標にしました。すると何かしら点数がもらえるものです。実際に絶対に合格はできないと思っていたけど、なぜか合格できたというのが実感です。それは、やはり解答欄を全部埋めたからだと思います。
解答回収時、ほかの人のを見てみると、空欄が目立つ人が結構います。その人は絶対落ちます。6割も解答できていないのですから。とにかく書いて部分点でも獲得できれば、合格する確率は増えるのです。