【さんかく窓の外側は夜】では、先生があらゆる場所に貯金箱を作っています。
貯金箱は、あの先生が作っているだけあって、ろくなものではありませんでした。
本日は、先生が作っている貯金箱とは何か?
また、貯金箱を作って何がしたかった?について、考察を交えなら解説していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
※ネタバレを含みますのでお気をつけ下さい!
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【さんかく窓の外側は夜】に出てくる貯金箱って何?
3巻では、ラーメン屋さんの前で先生とエリカは並び、貯金箱を作っていました。
作っている途中、ラーメン屋さんを通る人は、ブツブツしゃべり出しおかしくなります。
また、店内の人は倒れていきます。

あきらかに、店全体の空気が淀み、その周囲の人間もおかしくなっていっています。
先生は、「今はちょっと強すぎるけど、そのうちいい感じに貯まっていくでしょう。」
と言っています。
先生は、人をおかしくさせり貯金箱をたくさん作り、作った場所すら覚えていない様子です。
交通事故より当たる確率が低いと言ってどんどん貯金箱を作っている先生は、もう他人のことを顧みていません。
どうやら、貯金箱とは呪いを植え付け、そこに近づく人を汚染してくもののようです。
半澤刑事は、貯金箱の場所に関わった人間が、のきなみ失踪していると言っていました。
先生は、貯金箱をたくさん作り何がしたかったの?

先生は、この暗渠のような貯金箱をたくさん作っていました。
7巻でエリカは、この貯金箱のことを【発電所】だと言っています。
先生は貯金箱の周囲の人から、悪いものを集めその力を利用していました。
至るところに発電所を作り、そこを通る人から悪いエネルギーをもらうなら、先生はエネルギーが枯渇することないんじゃないかと思いました。
そらあ、先生最強だわ。
でも、人の負のエネルギーを取り込んでいる訳ですから、どこかで自分も破綻してしまいますよね・・・。
9巻では、冷川が先生に取られたものを取り返そうと、先生の家に入ってしまいます。
先生が建てた家は、冷川が宗教団体にいた昔、閉じ込められていた場所でした。
そこに、冷川は憎しみを隠していました。
先生は冷川の憎しみを見つけ、冷川ごと閉じ込めどこよりも大きな呪いの発電所にしようとしていました。
三角君は、何故貯金箱が壊せたの?

三角君は冷川を助ける為、エリカは先生から自由になるために先生の家に向かいます。
そこで、この貯金箱が邪魔になります。
この貯金箱、センサーみたいな役割も持っていて、三角たちの居場所を特定できたりもするんです。
しかし、三角君だけは、この先生が作った貯金箱壊して綺麗にすることが出来るんです!
これは、三角君が先生の息子であり、またお母さんの場を綺麗にする力を受け継いでいたからなんです!

もう、これに気づいた時はものすごく感動してしまいました。
父親である先生の呪いの力だけ受け継いでいたら、貯金箱を見るけることはできても壊すことはできなかったはずです。
三角君のお母さんは太陽みたいな人で、また実際に悪い気も吹き飛ばす力を持った人でもあります。
三角君はそんな母親に育てられたからこそ、霊は見えて苦しんでいたけれど、真っすぐ心優しい人間に育ちました。
先生も逃げずにお母さんに苦しみを打ち明けていたら、違う未来があったと思うと悲しいですね・・・。
そして、先生に打ち勝った三角君は、冷川が救えるのでしょうか?
それは是非、最終巻を手に取りご確認下さい。
ここまでお読み頂きありがとうございました!
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