【キングダム】アニメ3期は、秦が中華を統一することになった大きな戦いが放送されます!
もうね、楽しみで楽しみで!
しかし、残念ながらコロナの為放送延期に・・・。
仕方がないです。
本日は、皆さんが楽しみにされているであろう【函谷関の戦い】について、どんな戦いで史実とどう違うのか?などについて書かせて頂こうと思います!
どうぞよろしくお願いします。
↓
目次
アニメ【キングダム】函谷関の戦いって実話なの?史実とどう違うの?
函谷関の戦いって実話だった!
私、【函谷関の戦い】をキングダムで初めて知ったのですが、5か国の合従軍と1国の秦が戦って勝つわけないやん!
と思い、史実だと知りませんでした。
すみません・・・。
でも、調べてみると本当にあった出来事なんですね。
しかも、記述はたったこれだけ・・・。
・巻6・秦始皇本紀
「(始皇)六年,韓・魏・趙・衛・楚共撃秦,取寿陵。秦出兵,五国兵罷」・巻43・趙世家
「(悼襄王)四年,龐煖将趙・楚・魏・燕之鋭師,攻秦(蕞),不抜;移攻斉,取饒安」・「巻40・楚世家」
「(考烈王)二十二年,與諸侯共伐秦,不利而去」・「巻78・春申君列伝」
「攻秦至函谷関」
紀元前のことなので、資料はあまり残ってなかったのかもしれません。
これを、訳すと、紀元前241年、趙・楚・魏・韓・燕は、秦を共同で攻撃するために、総大将を楚の考烈王、総司令を春申君として合従軍を組んだ。
合従軍は函谷関を攻撃したとき、秦軍が攻撃し、合従軍は敗北した。
となるんですね。
函谷関とは?
そして、この秦の函谷関。
キングダムでは、難攻不落であると言われていました。

アニメで見るとすごい高い壁ですよね。
なんと、その高さ66m!
これは、1国では落とせる気がしません!
函谷関は、三層の高楼を二つ持つ建築物だったそうです。
函谷関とは、実は中国では3つあります。
①秦の函谷関
②魏の函谷関
③漢の函谷関
キングダムに出てくる函谷関は、①の秦の函谷関です。
紀元前361年、秦の孝公が東方からの侵入を防ぐため、作られました。
合従軍との戦いでは、函谷関は抜かれませんでしたが、秦末の反秦戦争では、劉邦軍は守りの堅い函谷関を避け、南の武関から関中に侵入し、咸陽を陥落させました。
その後の楚漢戦争で項羽軍に破壊されました。
三国志ですね!
キングダム函谷関の戦いと史実との違いは?
キングダムでは、李牧が函谷関の戦いを画策したように書かれていますが、史実では春申君が率いたとされています。
また、キングダムでは龐煖が李牧に連れられて来たかのようですが、趙・楚・魏・燕の4国の精鋭部隊を率いて秦の蕞を攻めたが落とせなかったと書かれています。
ここに韓がいないのは、一番戦力が足りなくて龐煖と一緒に行けなかったのかなあ、なんて思ったりしました。
この函谷関の戦いに秦が勝利したことにより、他の国々は勢いがなくなり、結果秦が中華を統一することになります。
この函谷関の戦いは、史実では記録がほとんど残っていません。
それを、ここまで魅力的な登場人物たちを描き、ハラハラドキドキする展開にした【キングダム】の作者原泰久さんは凄いです!
アニメの方は、いつ放送されるか分かりませんが、楽しみに待ちたいと思います。
ここまでお読み頂きありがとうございました!
↓